お免状について
このことについて、何回か問い合わせがあったので、HPに載せたいと思います。ただしこれはあくまでも「私が所属している流派」での金額などであって、もちろん全国共通でもありませんし、他の流派に当てはまるわけではありませんのであくまでも参考として読んでください。(なお、私の所属している流派についてのお問い合わせにはお答えできませんので、ご了承ください)
私の流派では「師範」になるときは試験がありますが、それまではありません。最初に「表許(おもてゆるし)」を頂きます。一番初めのお免状ですね。これは「箏曲」(古曲)に対していただくお免状で、「新邦楽」(現代曲)に対しては「初傳(しょでん)」を頂きます。(と、師匠から聞きました・・)一応二つ頂くことになります。(と言っても、一枚ですが)その次は「裏許(次傳)」次に「中許(中傳)」次に「奥許(奥傳)」次に「準師範(名取・免許)」になります。ここまでの期間はどれくらいですか?と聞かれることもあるのですが、これは個人いろいろだと思います。一生懸命お稽古をして上達が早ければ、それだけ早く「準師範」にもなれるのかもしれませんが、一概には言えないと思います。師匠の考えもありますでしょうし、その流派によっては○年以上お稽古しないと、準師範にはなれない。というのもあるかもしれません。
そして、金額ですが、「表許」から「奥伝」をとるまでに十七万位。「準師範」=二十万でした。(因みに準師範は お免状+お家元へのお礼+師匠へのお礼 と言う内訳です)私のときなので今は変わっているかもしれません。客観的にうちの流派は安い方かも知れません。流派によっては「準師範」に昇格する時点で試験があるところもあります。また、師匠によってはお免状を頂くたびに「師匠にお礼」を要求する方もいるとか、いないとか・・。しかし、こればっかりは実際その時にならないと「お礼が必要かどうか」はわかりませんものねぇ・・。お稽古したい社中にどなたか知り合いの方がいると、一番情報がわかりやすいのですが、なかなか難しいかもしれませんね。一番初めに師匠に尋ねてみるのもいいかもしれません。お月謝なども聞くわけですから、そのときにいずれはお免状をとりたい旨を話し、「いくらくらい、かかるのでしょうか?」と聞いてみてもいいのかも。
準師範のあとは「師範」になります。生田流の場合、三絃もお稽古しないと「師範」にはなれません。(山田流はお箏だけでも可のようです)三絃にも同じようにお免状があり、同じ数を取得しないといけません。三絃でも「準師範」までのお免状を頂いて初めて「師範試験」を受けることができます。(準師範までは三絃をやっていなくてもいただけます)もちろん、試験はお箏と三絃両方弾かなくてはいけません。試験の内容は「初見演奏」「聴音」「筆記試験」などあるようですが、詳しくは不明です。(なにせ受けていませんので・・)これも流派によって違いますので、そのときに師匠にお尋ねください。
お箏ってなあに?のページにも書きましたが、お免状は「国家ライセンス」ではありません。あくまでもその流派の中で「これだけお勉強されてますよ」というような証のようなものです。何らかの事情で他の流派に移った場合は「初伝」から取り直すことになります。「私はお免状なんていらないわ」という人たちが増えているのも確かだとおもいます。お免状をとる、取らないは、個人の自由かなぁ?と私は思います。強制するような師匠は・・・・。どうなんでしょうねぇ・・・。
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